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陥没乳頭形成術
乳頭(乳首)が乳房の方にへこんでしまっている状態を陥没乳頭といいます。
乳管(母乳の出る管)が未発達の為に長さが短く、乳頭の内側から糸で引っ張られたような状態になっている為に起こります。
また、脂肪塊の重みで乳管を引き込むとの報告もあります。組織の癒着によっても起こるとされています。授乳障害や乳腺炎の原因となる可能性があり、美容面でのコンプレックスを抱えている方も多いです。

手術前
手術後
陥没の程度について
陥没の程度には種類があります。
刺激や吸引によっても埋没したままの状態を「真性」、刺激をあたえることで乳頭が出てくる場合は「仮性」といいます。
軽度な陥没(仮性)の多くは、乳頭周辺部の皮膚が堤防のように高まっており、中心部のみが陥没している状態です。また、重度な陥没(真性)は、乳管束とよばれる組織が、乳頭を強く牽引しているために起こります。
程度の強い陥没ほど手術の対象となり、また、強い陥没ほど完全に突出した乳頭を形成することが難しくなります。

手術方法
軽度の場合
陥没乳頭形成術のデザイン局所麻酔下にて、乳頭周囲を何カ所かでZ型に切開します。
その部位より皮下および乳頭周囲を十分に剥離し、乳頭の突出が十分な状態でZ型の切開を形成し、立体的に縫合します。この後、乳頭が突出した状態で、乳管と皮下組織を癒着させます。

1. 乳頭頸部を2〜3ヶ所切開し、陥没の癖を取り除きます。
2. 切開部の三角弁を乳頭頸部側方に回して締め付け、乳頭の突出が充分な状態で縫合します。
3.糸治療後は再陥没を予防し、乳頭が突出した状態で癒着させるために器具で固定します。傷跡は乳頭の中心につきますが、時間とともに目立たなくなります。
重度の場合
陥没乳頭形成術のデザイン乳頭の陥没が重度で、乳頭を挙上した後の死腔が大きいと予想されるものでは、死腔を充填し乳頭の再陥没を防ぐ目的で、真皮弁を用います。
局所麻酔下にて、乳管周囲の索状物を切離した後、乳頭基部で2枚の真皮弁を交差させて乳頭基部を引き締めるように縫合します。

1. 糸で陥没している乳頭を引き上げます。
2. 乳管を傷つけないように乳頭を切開し、周囲の組織から剥離して陥没の癖を取り除きます。切開部で相対する2枚の三角弁を引き寄せて縫合し、その上に乳頭をのせる形で縫合します。
3.糸治療後は再陥没を予防し、乳頭が突出した状態で癒着させるために器具で固定します。傷跡は乳頭の中心につきますが、時間とともに目立たなくなります。
術後の経過について
| 通院回数 | 2〜3回 抜糸は1週間〜10日後に行います。 |
| 痛み | 局所麻酔を行うので、手術中に痛みを感じることはありません。 |
| その他 | シャワーは翌日から可能ですが、防水テープなどで手術ヶ所を濡らさない配慮が必要です。 入浴は抜糸の翌日から可能です。 個人差はありますが、すっかり落ち着くまでには、1ヶ月ぐらい見ておいた方が良いでしょう。 |
